市川博物館友の会ー歴史

市川博物館友の会

歴史部会へようこそ

歴史部会

 歴史部会の令和3年(2021)度活動をご紹介します。

(2021年)11月3日(水・祝)見学会
「横浜開港後の旧外国人居留地を巡る(山下居留地編)」
 (参加者26名-会員25名)

  コロナ禍で昨年から今年に延期された見学会です。参加者を2班に分けて歴史部会幹事4名で前半後半を分担してガイドを行いました。
  横浜開港と同時に設けられた外国人居留地のうち山下居留地一帯はかつて波止場を中心に整然と街路が区画され、生糸やお茶の輸出、 織物や武器・機械等の輸入貿易を行う外国人の商館が建ち並び、異国情緒溢れる区域でした。
  今回は日本の近代化に大きな役割を果たした山下居留地を巡り、当時の面影を辿りました。 現在も当時と変わらず同じ地番が使われていることや、関東大震災で山下居留地の建物が瓦礫化しそれを埋め立てて山下公園が出来たことで 海岸線が変わったことなどに驚きがありました。
  見学会は晴天に恵まれ、横浜の石川町駅前広場で会長の挨拶からスタートしました。幕府の艦船修理の官営工場「横浜製鉄所跡」、 中華街に入り「旧花園橋の親柱」、ブラントン計画の「横浜の下水道の始まり」、ジョゼフ彦による「日本における新聞誕生の地」、 三国志・関羽を祀る「横浜関帝廟」、イギリス人達のクラブ「ラグビー発祥の地」と巡り、ローズホテル横浜で休憩をとりました。
  後半に入り蚕種・生糸輸出商社「デローロ商会」の「旧横浜居留地91番地塀」、大規模調査で発掘された商館の煉瓦積建物遺構の展示 「山下居留地遺跡」の前では2班が合流して集合写真を撮りました。
  その後、紅茶やダイナマイト取引「モリソン商会」の煉瓦造り事務所「旧横浜居留地48番館」、「香港上海銀行」の「銀行業務発祥の地」、 幕府や明治新政府を相手に軍艦や武器、生糸の売買で著しい利益を挙げた「ジャーディン・マセソン商会」の「英一番館跡」と巡り、 最後は海が見える山下公園まで歩き、公園内で現地解散となりました。
参加者からは「2班に分かれて少人数で行動できて横浜山下居留地をよく理解できた。説明や資料も良かった。」との感想が多く寄せられ、 全体的に好評のうちに見学会を終えることができました。

(2021年)9月19日(日)見学会「江戸城を巡る〜城門と石垣その2〜」
 (参加者26名-会員26名)

  台風一過の晴天に恵まれ、久しぶりの見学会は、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、 二班に分け少人数で実施しますと会長より挨拶がありました。
  半蔵門は、江戸城内郭の中で最も高い位置にあり、ここからスタートしました。 桜田濠と土塁の景色を見ながら三宅坂を下り、最高裁判所東南角にある渡辺崋山生誕の地を訪れました。 田原藩主三宅備前守の上屋敷跡です。
  次に憲政記念館が建っている井伊・前加藤家屋敷跡を訪れました。この地は全国統一された標高決定の基準となっている 日本水準原点標庫、 名水「櫻の井」跡があります。 また、大老・井伊直弼は赤門を出発し外桜田門付近で襲撃されましたが、  そのルートを辿りながら外桜田門を訪れました。
  外桜田門にある渡櫓門の美しい石垣と刻印、 青海波(せいがいは)、 几号(きごう)水準点(すいじゅんてん)、 高麗門の潜戸(くぐりど)を確認し、  次に世界で最も美しい景観の一つといわれている 皇居正門を訪れ、 二重橋と伏見櫓をバックに集合写真を撮りました。  ここから、楠正成像までの皇居外苑一帯は、かつて大名屋敷が立ち並んでいました。
  休憩後、天下普請による江戸城修築、 名古屋城構築、 大阪城再修築の各時期と道三堀の開削 → 日比谷入江の埋立→堀の拡張について学びました。  馬場先門跡の星形刻印の魔除 「五芒(ごぼう)星(せい)」、 和田倉門跡の安芸広島藩浅野家と 薩摩鹿児島藩島津家の複数刻印された石を捜しました。  和田倉門跡にて、 予定時間より早く解散となりました。 「城門や石垣について詳細な説明があり、江戸城のすばらしさを実感しました。」との感想が寄せられました。
  緊急事態宣言中ではありましたが、天候に恵まれ、参加者皆様のおかげで無事終了することができました。  資料、説明、コースタイムなどについて全員の参加者から「満足」と評価された見学会でした。

(2021年)6月20日(日)勉強会「戦国乱世から天下泰平の世へ」
 (参加者27名-全て会員)

  前年度以来のコロナ禍のため、友の会行事が連続して延期・中止となっていますが、 久しぶりに勉強会を開催できました。
  本回も、前年度の予定行事が延期され実施されたものです。 参加募集は、友の会会報とホームページに限り、30名以内に制限されました。
  日ごろ、博物館友の会の見学会で戦国期の後北条氏の山城や泰平の世の江戸城を訪ねています。 現地見学や資料作成の中で生まれた疑問の解決を求めて、「戦国乱世から天下泰平の世へ」の 歴史プロセスを改めて考える勉強会としました。
  話の筋は、まず「はじめに」年表を振り返り、いくつかの特徴点から問題意識を掲げました。
戦国時代は長く続いたが、その最終段階は急速な収束であったこと。
天下統一が成立しても、直ちに平和の世ではなかったこと。
泰平の世が来るまで、さらに人々の努力が必要であったこと。
「戦国乱世とは何か」を考え、「天下統一とは何か」、「天下泰平の世とは何か」と歴史の流れの本質を考えることにしました。
    話の後に、数名の方から質問・意見がありました。いずれも今回のテーマに関係するとともに、 さらに広い歴史学習のテーマをえぐるものでした。 「享徳の乱とは何か」「歴史上の土地の共有とはどのような制度なのか、 現今の土地私有制はどのような経過で成立したのか」「城について、また廃城(城割り)について」などです。
  勉強会に相応しい、会場からの活発な意見表明でした。

 歴史部会の令和2年(2020)度活動をご紹介します。↓

3月20日(金・春分の日)バス見学会「鉢形城跡と杉山城跡を訪ねる」

 新型コロナウィルスが国内各地で、感染ルート不明のまま広がっており、慎重に検討を重ねた結果、参加者感染の未然防止のため当該企画を中止しました。

過去−現在−未来、この間の道程(みちのり)を埋める時間そのものが「歴史」です。歴史部会企画への積極的参加をお待ちしております。 
市川博物館友の会 歴史部会 幹事一同


 歴史部会の令和元年 (2019) 度活動をご紹介します。↓

(2020年)1月19日(日)見学会「江戸城を巡る〜城門と石垣〜」
 (参加者54名)

 江戸城の威容を今に残す壮麗な城門である田安門・清水門・乾門・北桔橋門・平川門・大手門やその周辺の石垣を巡り、石垣の仕組みや古さと、その刻印の目的などを学びました。

(2019年)11月4日(月・振休)見学会 
「横浜と横浜開港の史跡を訪ねる」 (参加者55名)

 横浜開港160年に因み文明開化の色濃く残る横浜と横浜港の史跡や、県立歴史博物館・横浜みなと博物館・横浜市開港記念会館・横浜開港資料館などの館内見学を通じて横浜と横浜港の歴史を学びました。

(2019年)9月8日(日)勉強会 知ってる?椿の海 (参加者36名)

 江戸時代初期まで旭市近くにあった「椿の海」と呼ばれる大きな湖について、そのネーミングに因む伝説、全面干拓の背景、開墾までの経緯、対立抗争、困難な工事などを学びました。

 

(2019年)7月7日(日)勉強会 市川の軍隊史シリーズ第4回 国府台陸軍病院と戦傷病兵について (参加者48名)

 全国唯一精神科を有した「国府台陸軍病院」にスポットを当て、創設から現在まで134年の歴史と、病院長が死刑を覚悟で残した8,002名分のカルテとその一部の将兵を紹介しました。

(2019年)6月2日(日)勉強会 明智光秀の乱を、中世の文脈で考える
(参加者64名)

 天正10年(1582)6月2日「本能寺の変」と同日に開催し、謎に満ちたこの事件の原因を中世という時代の中で考えました。 令和2年NHK大河ドラマに先行した形でしたので、質疑応答が活発に行われました。

過去−現在−未来、この間の道程(みちのり)を埋める時間そのものが「歴史」です。歴史部会企画への積極的参加をお待ちしております。 
市川博物館友の会 歴史部会 幹事一同

copyright (C) 市川博物館友の会 All right reserved.