友の会の直近のイベント情報をお知らせします。ご関心のある方は、友の会へ
お問い合わせください。
また、直近の終了したイベントの様子をページの下部に記載してあります。
ご関心のある方はご覧ください。
行事に際しての新型コロナウイルス感染防止に関するお願い
◎ 37度以上の方は参加出来ませんので、その場でお帰り頂きます。また、体調のすぐれない方は参加をご遠慮願います。(当日不参加の方は「友の会携帯番号(090-9231-4383)」に直接ご連絡ください)
◎ マスクの着用は個人判断となりましたが、人数制限がなくなった講堂・会議室では、できるだけ着用をお願いします。
◎ 講堂内での蓋付きペットボトル等からの飲水は可能ですが、食事はご遠慮ください。
◎ 見学中は、私語は慎み、ソーシャルディスタンスを心掛けてください。
以上、ご協力宜しくお願いします。
(内 容)
横浜の史跡巡りは4回目となります。 今回は横浜市街を見下ろす小高い丘、野毛山周辺を巡ります。
新橋―横浜間に初めて鉄道が開通したときの初代横浜駅である桜木町駅からスタート。 紅葉坂の上にはかつて神奈川奉行所が置かれ、
眼下の開港場を監視していました。 今は県立音楽堂や横浜能楽堂などの公共施設が立ち並び、
みなとみらい21のビル群が間近に見られる絶景ポイントです。 井伊直弼の銅像が立つ掃部山(かもんやま)公園は桜の名所です。
野毛の切通し(横浜道)を通り、横浜の総鎮守・伊勢山皇大神宮と成田山横浜別院を巡ります。
亀甲積擁壁を眺め、野毛坂を上ると野毛山公園・動物園に着きます。 公園の展望台からは横浜市街が一望できます。
公園の坂を下り、野毛商店街の美空ひばり像を眺めて、桜木町駅手前の野毛三丁目公園で解散となります。
(日 時) 11月23日(木・祝)8:10(集合。時間厳守)
〜12:00 (現地解散) 受付開始は7:40から
(集合場所) JR市川駅改札内側。切符はJR桜木町まで購入してください
(コース)
8:20JR市川駅発(総武線快速・逗子行)乗車⇒横浜駅(乗換)(京浜東北線根岸線・磯子行乗車)
⇒9:32JR桜木町駅下車(駅前:開会挨拶)…日本ガス事業発祥の地…(紅葉坂)…神奈川奉行所跡…
金星太陽面通過観測記念碑…神奈川県立音楽堂…掃部山公園(井伊直弼銅像)…横浜能楽堂…
(野毛の切通し・横浜道)…伊勢山皇大神宮…成田山横浜別院延命院…野毛山住宅亀甲積擁壁…(野毛坂)…
野毛山公園〔ラジオ塔、中村汀女句碑、佐久間象山顕彰碑、野毛山動物園、旧野毛山配水池、
ヘンリー・スペンサー・パーマー像(近代水道発祥の地)、野毛山公園展望台〕…美空ひばり像…
日本近代水道最古の水道管(野毛三丁目公園・12:30頃・現地解散)…桜木町駅
(募集人員) 40名(応募者多数の時は抽選)
(参加費) 会員300円 一般600円(資料代)
(持ち物) 筆記用具、飲み物、マスク
(その他) ・雨天中止
・坂道が多く健脚者向きです。歩きやすい靴と服装で参加してください。
・当日不参加の方は必ず下記の「友の会携帯電話番号」に直接ご連絡ください。
(申し込み) 募集は終了しています。
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
(内 容)
市川広小路から松戸へ至る市川松戸線(県道1号線)は、江戸時代、佐倉街道の市川駅と水戸街道の松戸宿を結んでいた松戸街道とほぼ重なっています。
松戸街道沿いには今でも数多くの秀海講(しゅうかいこう)巡礼塔を見ることができます。
秀海講とは明治43年(1910)に横尾秀海という人物が中心となって設立した松戸と市川北部周辺の手軽な88か所めぐりのことです。
勉強会では松戸街道沿いに点在する秀海講巡礼塔を中心に寺社や事物を紹介します。
(日 時) 12月3日(日)13:00〜15:30(予定)
(場 所) 市川歴史博物館2階講堂
(定 員) 40名(応募者多数の場合抽選)
(参加費) 会員200円 一般300円
(持ち物) ノート筆記用具、飲み物
(申し込み)往復葉書(1人1枚)に、「松戸街道」、住所・氏名(ふりがな)・会員番号・年齢・電話番号・返信宛先を書き、
〒272-0837 市川市堀之内2-27-1 市川歴史博物館宛 11月15日(水)までに(当日必着)
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
(内 容)
お正月恒例の七福神巡りです。この柴又七福神巡りは昭和7年(1923)に始まりました。
京成電鉄高砂駅で下車し、まず寿老人を祀る観蔵寺を訪れます。
江戸時代に使われた佐倉道を通り北総鉄道の新柴又駅近くの恵比寿神を祀る医王寺、大黒天の宝生院、福禄寿の万福寺、布袋尊の良観寺、
弁財天の真勝院、最後に毘沙門天の題経寺で解散となります。 この題経寺は柴又帝釈天として有名であり、
映画「男はつらいよ」の舞台ともなったお寺です。また彫刻の寺としても知られ、時間の許す限り鑑賞されてはいかがでしょうか。
皆様の参加をお待ちしています。
(日 時) 令和6年1月3日(水)9:00(集合)〜12:00頃(解散)
(集合場所) 京成真間駅改札口
(コース)
京成真間駅→京成高砂駅…観蔵寺(寿老人)…医王寺(恵比寿)…宝生院(大黒天)…万福寺(福禄寿)…良観寺(布袋尊)
…真勝院(弁財天)…題経寺(毘沙門天):解散(徒歩約5分で京成柴又駅)
(募集人員) 40名(応募者多数の時は抽選)
(参加費) 会員300円 一般600円(資料代)
(持ち物) 筆記用具、飲み物
(その他) ・雨天中止
・ご朱印はご遠慮願います。
・当日不参加の方は必ず下記の「友の会携帯電話番号」に直接ご連絡ください。
(申し込み) 往復葉書(1人1枚)に「柴又七福神」・住所・氏名(ふりがな)・会員番号・年齢・電話番号・返信宛先を書き、
〒272-0837市川市堀之内2-27-1 市川歴史博物館宛、12月15日(金)までに(当日必着)
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
(内 容)
江戸城の史跡巡り4回目の今回は、現在もなお外堀の一部として残されている美しい濠や土塁に植えられた松林を眺めながら江戸城外堀周辺の史跡を巡ります。
市谷門跡からスタート。江戸歴史散歩コーナーでは、わかりやすい説明板や床に描かれた江戸時代の地図で位置を確認することができます。
太田道灌が奉納した軍配団扇が残る市谷亀岡八幡宮、赤穂浪士も手本にしたと言われる浄瑠璃坂の仇討跡。明治以降に作られた新見附橋を渡り、江戸の面影を残す外濠公園を歩きます。土塁道の西は牛込台地が続いています。
牛込見附の石垣の一部が残る牛込門跡、飯田橋駅近くにある飯田濠の一部を復元した飯田濠跡親水公園で解散となります。
(日 時) 令和6年1月21日(日)8:00(集合)
〜12:30頃 (現地解散)
受付開始は7:40から
(集合場所) 都営新宿線本八幡駅京成線改札口外側。切符は市ヶ谷駅までお求めください。
(コース)
8:15都営新宿線本八幡駅発(新宿行)乗車→都営新宿線市ヶ谷駅下車(市谷門跡:開会挨拶)
…江戸歴史散歩コーナー…市谷亀岡八幡宮…左内坂…定火消発祥の地…浄瑠璃坂…浄瑠璃坂の仇討跡…
新見附橋…国指定史跡・江戸城外堀跡…牛込門跡…飯田濠跡親水公園 12:30頃(現地解散)…飯田橋駅
(募集人員) 40名(応募者多数の時は抽選)
(参加費) 会員300円 一般600円(資料代)
(持ち物) 筆記用具、飲み物
(その他) ・雨天中止
・階段や坂道上り下りがありますので、歩きやすい靴で参加してください。
・当日不参加の方は必ず下記の「友の会携帯電話番号」に直接ご連絡ください。
(申し込み) 往復はがき(1人1枚)に「江戸城見学会」、住所・氏名(ふりがな)・会員番号・年齢・
電話番号・返信宛先を書き、〒272-0837 市川市堀之内2-27-1 市川歴史博物館宛て、 12月26日(火)までに(当日必着)。
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
(内 容)
江戸時代の市川市内村々の様子や村人たちの暮らしぶりについて、村に残された古文書を解読しながら学ぶ、初心者向けの古文書解読講座です。
講座では村に残された多くの古文書から、「崩し字の読みやすさ」「内容」などを考慮して、1回に1〜2点ほど取り上げて、
どのように文字がくずされているかを学びながら、書かれている内容を読み取っていきます。
(日 時) 7月8日 9月9日 11月11日 1月13日 3月9日
全て土曜日 時間は各回共通 13:30〜15:30
(場 所) 市川歴史博物館2階講堂
(講 師) 大津早苗先生
NHK学園通信講座の添削講師・読売文化センター錦糸町で古文書講座講師・市川市史編纂事業で近世文書の解読を担当。
(参加費) 会員300円 一般600円(各回 資料代)
(持ち物) ノート筆記用具、飲み物、マスク着用の協力、
(お持ちの方は「くずし字辞典」の持参)
(申し込み) 募集は終了しました。
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
※急な都合などにより、出席できない日の場合、テキスト送付などによるサポートを考慮したいと思いますので、
是非ご参加ください。
(内 容)
縄文時代の土偶は、世界的に評価されるほど魅力にあふれています。考古博物館学芸員による事前の講義で縄文土偶の基礎的な知識を学び、
用土づくり、形づくり、磨き、焼きあげを全4回で実施します。(会員が作成した土偶を参考に作成します。
また考古博物館1階ロビーの 友の会コーナーに会員が作成した「土偶」が展示されています)
(日 時) 11月 5日(日) 9:00〜12:30 「土偶の基礎知識・「用土づくり」
11月12日(日) 9:00〜12:30 「形づくり」
11月19日(日) 9:00〜12:30 「みがき」
12月10日(日) 9:00〜12:30 「焼きあげ」
(集合場所) 歴史博物館講堂ほか
(募集人員) 25名(応募者多数の時は抽選)
(参加費) 会員700円 一般1,000円(材料代) 高校生以下500円
(持ち物) 筆記用具、飲み物、汚れていい服装、エプロン、タオル、軍手、運動靴
(申し込み) 往復葉書(1人1枚)に「土偶づくり」、住所、氏名(ふりがな)、会員番号、年齢、電話番号、返信宛先を記入し、
〒272-0837 市川市堀之内2-26-1 市川考古博物館宛に、
10月17日(火)まで(当日必着)
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
(内 容) 拓本などの保存と鑑賞のため、5回に分けて掛け軸表装を行い完成させます。
(日 時) 11月26日、12月24日、1月28日、2月18日、3月3日
いづれも日曜日 9:30〜12:30
(場 所) 市川歴史博物館2階講堂
(募集人員) 20名(応募多数の時抽選)
(費 用) パネル 会員1,600円 一般2,500円(パネル材料費を含む)
掛け軸 会員4,600円 一般5.500円(掛け軸材料費を含む)
(申込方法) 往復葉書(1人1枚)に「拓本表装@」、住所、氏名(ふりがな)、会員番号、年齢、電話番号、返信宛先を記入し、
〒272-0837 市川市堀之内2-27-1 市川歴史博物館宛に、
11月15日(水)まで(当日必着)
(連絡先) 市川博物館友の会 090−9231−4383
4年ぶりに行われた曽谷縄文まつりは、天候にも恵まれ5千人余りの来場者があった模様だと実行委員会から報告されました。
成功の要因はフリーマーケットを廃し、国史跡の曽谷貝塚で行う祭りの原点に立ち返ったからではとの総括がされました。
友の会は、拓本部会が曽谷貝塚から出土した土器片の採拓を来場者が行うのをサポートし、
考古部会は縄文食(アサリ、ジャガイモ)を土器で煮炊きし、300食以上が試食されました。 また、市長も視察に来られ、縄文食を試食されました。写真は、考古博物館の領塚学芸員より送られたものです。
参加者7名
今年度の行事予定では10月15日(日)に予定しておりましたが、当日は赤城神社・「大しめ縄行事」祭礼との事で、10月22日に変更しました。
6月に流山諏訪神社で採拓を行いましたが、今回も同じ流山の赤城神社・光明院等で小林一茶の句碑等を中心に採拓しました。
流山寺には斗??(とゆう)の句碑がありますが、太平洋戦争中の空襲で被弾し、採拓には適せず、観察のみに致しました。
光明院・流山寺は法事が行われていたにもかかわらず、心よく採拓の許可をいただきました。
また、当日は秋晴れに恵まれ、午前・午後ともに、各自で気に入った大小の作品を数枚採拓することができ、有意義な一日となりました。
参加者39名(一般8名)
小雨降る中での出発となりましたが、参加者は39名でした。初めに瓦窯跡・北下遺跡の説明を受けた後、国分城跡の櫓台を訪れました。
この櫓台は造園会社の私有地であり、普段は立ち入ることは出来ないのですが、社長さんのご厚意によりこの日は見学しやすいように通路も歩き易くなっていました。
国分寺の仁王門前で記念写真を撮った頃には雨も止み、国分僧寺跡、伝国分五郎の供養塔、馬頭観音の説明があり、 七重の塔の礎石碑の前では拓本部会が実際に碑文を採拓した採拓紙を披露してくれました。
その後庚申塔、国分尼寺跡を訪れ、
最後に外環道建設時に、7000年前の丸木舟が発掘された雷下遺跡を訪れて解散しました。
なお、アンケートには多くの感想が寄せられましたが、資料も詳しく、初めてみる箇所が多かったので良かった等のご意見をいただきました。
参加者29名(一般6名)
小岩市川関所は、武蔵・下総両国を往来する重要な関所で、番所では厳重なチェックがなされていた一方で、百姓たちが耕作のために対岸に渡る渡し場も存在していました。
歴史博物館の山岸未來先生は、詳細な現地調査を行い、また講演では、当時の石造物や古地図等をプリントして、さらに鮮明な映像も使って話されました。地元市川の歴史、
特に旧街道と現国道、一般道との関連も理解でき、有意義な勉強会であったと皆さんから好評を頂き、感謝しております。
今後の実施については、来年度の行事として検討いたします。
参加者8名
5月14日(日)に予定していた野外採拓は天気が安定せず、延期しました。
今回も台風2号の接近で実施が危ぶまれましたが、幸いにして前日から雨があがり、当日は天気の回復が予報され、実施できました。
境内には文化勲章受賞者「北村西望」氏の雄渾な彫刻・自由闊達な筆跡の作品を中心に著名人による大小30余りの石碑が大事に保存されており、
参加者は採拓に適したものを選ぶのに迷うほどでした。
当日は、お宮参りに来られたご家族が数組あり、大変に良い雰囲気でした。なかには我々の採拓作業を熱心に見学される方もおられ、拓本について説明をすると、
熱心に聞いてくださり、感謝の言葉までいただきました。私たちも気持ち良く作業を行い、大変に有意義な活動となりました。
参加者9名
昨年同様に「初心者講習会」とせず、単に「拓本講習会」として案内しました。市川市の広報にも掲載しませんでしたので、参加者は多くありませんでした。
採拓は、模刻板や古鏡裏面の採拓を室内で行いました。また、博物館の庭に設置されている石造物の採拓も行いました。
模刻板や特に古鏡(銅鏡)裏面の採拓は錆により、模様が不鮮明な部分も墨やタンポを打つと鮮明になり、一種の感動を覚えました。
また、野外の石造物は、彫り込みの深い部分もあり、和紙が破れてしまい、改めて採拓の難しさを実感しました。
採拓は、年に数回しか行えませんので、作業手順を忘れがちになるのですが、今回の講習会により、採拓作業の一つ一つを確認することができ、大変に有意義な活動になりました。
出席者33名
4月16日の日曜日、歴史博物館二階講堂にて「第49回市川博物館友の会総会」が開催されました。
定刻の午後1時半より開始され、会長の挨拶の中で昨年度役員を担っていただいた2名と会員1名の御三方が
亡くなられことに対して哀悼の意が表明されました。
総会議長には、会長が選出され総会は成立しました。Y副会長が体調不良のため出席を見合わせた
ことから、K副会長が代わりに令和4年度行事報告を行い、つづいて会計より会計決算報告、会計監査による会計監査報告が行われ、
承認されました。つづいて令和5年度行事計画案、会計予算案が提案されて承認されたのにつづき、令和5年度役員が選出発表されました。
K副会長よりY副会長の退任挨拶が代読され、長年の功績に対して出席された会員より拍手が寄せられました。
なおYさんは今後も相談役として引き続き活躍していただくことになっています。
休憩をはさみ、市川考古博物館学芸員の領塚正浩先生による『市川市にある国指定史跡とその活用状況』について、
講演していただきました。市川市には縄文時代の堀之内貝塚、曽谷貝塚、姥山貝塚と下総国分尼寺跡、
下総国分寺跡附北下瓦窯跡の5箇所が国指定の史跡になっていることから、千葉県内でも特筆すべき歴史ある地であることが述べられました。
とくに縄文時代の貝塚の分布密度が高いことと、利根川の下流であった江戸川と東京湾を望む国府台に国庁が置かれ、
国分寺と尼寺が建立されたことから極めて重要な要所だったことを示しているそうです。ただ残念なのは、
この重要な5史跡がまだ一般市民に広く認識されていないことから、その活用方法が今後の課題であるそうです。
講演会は16時直前まで熱心に行われ参加者一同の拍手で締めくくりました。
参加者42名(内、会員36名)
桜の花が満開に近い暖かい日、午前8時に市川駅を出発して、9時40分にJR横浜線小机駅に到着した。
小机駅のホームから西を望めば、こんもり茂る森の丘が目指す小机城である。友の会会長の開会挨拶に続き、
歴史部会の担当者が、小机城址見学のポイントを解説した。
歩くこと約15分、城への登城口に入る。登城の坂道を登りきれば土塁の上、下を見れば深い堀。
戦国時代の荒々しい城址に来た実感がひしひしと迫る。山城の縄張りのパーツである、虎口(こぐち:城の入り口)、
角馬出し(入口防御の仕組み)、食い違いの土橋(クランク状の道)、空堀(からぼり)などを見る。
本丸と言われている西の廓(くるわ)に入れば、そこには広々とした少年野球場。この城址は横浜市の公園でもある。
郭の端の方に近づけば、その先は深い堀が口をあけ、目もくらむ深さ。続いて、つなぎ郭、東の郭と廻る。
つなぎ郭は、電話の受話器の形をしている。なぜか? もともとは広い台地の削平地だったが、戦いが激しくなるに従い、
これを三分割しそれぞれの郭の間に深い堀を作ったものと言う。
これらの郭群を全体的にぐるりと囲む長大な空堀があり、急坂を恐る恐る降りて堀底に立つ。昼なお暗い溝の中、
見上げれば矢玉の嵐が上から降ってくるような背筋が寒くなる気分である。かくて、中世の古城址の構造をつぶさに見学した。
東の郭のベンチとテーブルで小休止をとり、見学の皆様のご意見・ご質問を受け、なお小机城の歴史について資料を元に解説があった。
次いで、地区センターで小机城址の関連の展示資料を見学。小机城主・笠原氏が創建した寺・雲松院を訪ね、
笠原氏代々の墓石を見学した。12時40分ごろ、いっぱいの歴史興味を満喫し、快い疲労とともに解散した。
アンケートによると、9割以上の参加者が<満足>と回答され、「山城の見学は楽しい」「堀の深さに驚いた」
「普段行けない所に行けて良かった」などの回答があった。ご批判の回答も含め、今後の城跡見学の企画の参考にしたいと思います。
参加者10名
当日は穏やかな日和で東武浅草駅から特急に乗りましたが、車窓には富士山と見間違う浅間山がまだ白く聳えていました。
参加者は特急列車内でそれぞれくつろぎ、赤城駅で予約した大型タクシーで岩宿博物館に到着しました。
相沢忠洋氏が1949年に関東ローム層の切通しから槍先形石器(黒曜石製の尖頭器)を発見したB地点にて、
博物館の学芸員が日本列島に旧石器時代が存在した事実について、見学者用ドーム内で詳しく解説してくれました。
岩宿博物館では名誉館長の相沢千恵子夫人が、相沢氏の日常の研究ぶりについて、発見した「槍先形石器」を前にして説明してくださりました。
午後からはふれあい学習館で、岩宿博物館友の会・石器作りサークルの方から指導、手ほどきを受けて、
白滝産黒曜石を原材料にした石器づくりを行いました。参加者一人ひとりにマンツーマン指導していただき、
なんとか石器づくりを体験することができました。
アンケート結果は岩宿遺跡や岩宿博物館での学芸員の先生及び相沢千恵子名誉館長の説明が丁寧で分かりやすかったとの評価。
石器づくりは、初体験ながらとにかく楽しくできたのが良かったと評価されました。
表装の工程である裏打ちから軸装までを5回にわたり学び、採拓作品などを掛け軸にして鑑賞できる作業を行いました。
初心者の方も1名おられましたが、ベテランの方のアドバイスで順調に作業を行っておりました。
例年であれば、午前・午後の作業で軸装までを完成させる事が出来ましたが、一昨年からの感染症予防の為、
活動が午前又は午後のみの作業となりました。例年は昼食時に質問や進捗状況の確認、ベテランからのアドバイスを受け、
和やかな雰囲気でしたが、その機会が失われて残念です。
今年度も作業の進捗に差が出来てしまいました。完成された方がいる一方で、
完成までにさらに作業を必要とされる方もおられ、今後に課題を残しました。
参加者19人(内会員18人)
当日は宇都宮線内での人身事故に巻き込まれてしまい、急遽京浜東北線で大宮まで行き、
大宮から折り返しの宇都宮線でJR蓮田駅に到着。バスで黒浜貝塚の文化財展示館には、20分遅れで到着すると、
蓮田市役所文化財保護担当の小林さん及びボランティアガイド6名の方々が出迎えてくれました。
電車遅延のことは知らなかったらしく早速、黒浜貝塚見学グループと展示館見学グループに分かれて見学を開始しましたが、
当日は北風が冷たく吹いていました。
ボランティアガイドは学芸員並みの知識を有し、理路整然と展示物及び貝塚の案内説明を行い、または質問にも答えてくれました。
またガイドが一方的に説明するのではなく、参加者に質問を発し、回答を求めるなど創意工夫に満ちた見学会でした。
黒浜貝塚の名称由来は浜辺に砂鉄が多く含まれていたことから、黒浜と言われ、現在まで地名として残されてきたとのこと。
また「たたら製鉄場跡」が、市役所建設時に見つかったことから、平将門が関東を支配するに当たって
武具調達用にこの地の砂鉄で製鉄を行っていたのではないかとの説明に参加者一同、非常に興味を抱いたようです。
アンケート結果では、関東平野のこの地まで海があったことや、VRやARなどの仮想・拡張現実の
画像がタブレットなどで、縄文時代の黒浜貝塚の生業や漁業の様子を見ることができたこと。さらにボ
ランティアガイドの説明が丁寧で分かりやすいとの評価が圧倒的に多く記されていました。
参加者48名(内、会員42名、当日入会者3名を含む)
新型コロナ感染防止のため、過去2回延期された当該バス見学会が4年ぶりに催行されました。
歴史部会開催バス見学会としては、 令和元年2月開催の「八王子城跡・滝山城跡を訪ねる」企画以来の後北条氏城跡巡りとなりました。
大型バスは8時前に市川公民館前を出発し、東京外環自動車道から関越自動車道に入り、車内では配付資料の解説が行われました。
事故渋滞が分かっていましたので途中休憩PAを変更し、当初予定時刻に嵐山・小川ICを降りることができ、
嵐山町の続日本100名城である杉山城跡に向かいました。ボランティアガイド4名が待機しているところにバスが到着し、
最初の城巡りが2班に分かれて始まりました。杉山城は築城に関する謎が多い標高95mの典型的な山城ですが、
横堀や横矢、馬出、土橋、土塁、虎口などが良好な状態で残っていました。
杉山城跡を出発した後、バスは鎌倉街道を走り寄居町の鉢形城公園の駐車場に入りました。
そこの大型休憩施設で各自自前の昼食を摂りました。その後鉢形城ボランティアガイド3名と合流し、集合写真を撮影した後、
短時間見学班を含めた3班に分かれての見学となりました。鉢形城跡は埼玉県内城館跡では初めての国指定史跡で24万uの面積があり、
日本100名城の北条氏邦居城跡を歴史館を含めて、しっかり見学することができました。そして予定時間通り帰途につき、三芳PAで30分休憩時間を取り、
予定より早い17時過ぎに市川に着きました。
アンケートによると、9割近くの参加者の方が満足と回答され、「城跡見学は楽しい」「築城の見事さに感心した」
「普段行けない所に行けて良かった」など、城跡見学の人気を再認識させていただきました。
参加者24名(内、会員18名)
2月11日、京成バス停「国分」に10時半集合、日枝神社へ向かいました。神官・総代の皆様が大杉社前にて、
祝詞奏上・礼拝の儀式に参加出来ました。その後、櫻庭会長より挨拶を頂き、以後は「こんこん様(腹切さま)」〜
「国分寺」〜国分五丁目と国分四丁目の「庚申祠」〜「国分尼寺跡公園」「馬頭観音」〜「北下遺跡瓦窯跡」と廻りました。
国分寺では、市内でも珍しい三面の馬頭観音と発掘調査で判明した下総国分僧寺の七重塔・金堂・講堂・
僧坊・大衆院跡等の位置関係を確認、国分尼寺跡公園にても、発掘調査で判明した資料を基に各建物の位置関係を確認した後、
馬頭観音(9基)を見学、その後バス停「国分」近くの北下遺跡瓦窯跡発掘調査概報を基に、登窯跡を確認しました。
朝方の気温は少し低めでしたが、風も弱く穏やかな晴天のもとでゆっくりと廻る事ができました。
アンケートの結果の回収率は88%で、76%の方から「満足」とのご意見を頂き、殊に市内でも、
知らなかった色々な行事・遺跡等を知る事が出来て良かったとの回答を多く頂きました。