(内 容)
江戸時代、葛飾区を南北に流れる中川の両岸には、木下川薬師道と逆井道の二筋の道が通っていました。
木下川薬師道は木下川薬師浄光寺への参詣道のことで、本奥戸橋西詰の子育地蔵尊のところから中川西岸を下り、綾瀬川を渡って木下川薬師へ至る道筋でした。江戸時代後期に書かれた村尾嘉陵(むらおかりょう)の
『嘉陵紀行』や十方庵敬順(じっぽうあんけいじゅん)の『遊歴雑記』にも木下川薬師を訪れたときの様子が記されています。
一方の逆井道は、奥戸の渡し場を起点にして中川東岸を下り、平井聖天燈明寺の門前を通って行徳道と元佐倉道を経て、
逆井の渡し場へ至る道筋でした。逆井道は、江戸市中から平井聖天や木下川薬師参詣の近道としても利用されていたといわれています。
勉強会では、葛飾区内に残るこの二筋の道を訪ねてみます。
(参加費) 友の会会員200円、一般300円 (資料代)
(持ち物) マスク、筆記用具
(申し込み)往復葉書(1人1枚)に、「木下川」、氏名(ふりがな)、住所、会員番号、電話番号、年齢、返信宛先を書き、
〒272-0837 市川市堀之内2-27-1 市川歴史博物館宛てに、5月23日(金)当日消印有効。
詳細は、市川博物館友の会にお問い合わせください。 皆様の入会をお待ちしております。
(内容)神社の片隅にある記念碑は、石仏などと比べて気に留められない存在ですが、人々の思いが込められた大事な「記録」です。
本講座では、当時の人々が国府台にどんな思いを持っていたのかを碑文から読み解きます。
(参 加 費) 会員200円 一般300円(資料代)
(持 ち 物) マスク、筆記用具
(申し込み) 往復葉書(1人1人)に「記念碑を読む」、住所、氏名(ふりがな)、会員番号、、年齢、電話番号、返信宛先を記入し、
〒272-0837 市川市堀之内2-27-1 市川歴史博物館宛てに、6月22日(水)までに、当日消印有効。
詳細は、市川博物館友の会にお問い合わせください。 皆様の入会をお待ちしております。
第48回総会
令和4年度市川博物館友の会第48回定期総会は、4月17日(日)会員参加30名出席のもと開催 されました。
令和3年度行事報告、会計報告と会計監査報告がなされ、審議の結果満場一致で承認されました。
続いて令和4年度行事計画案と会計予算案が審議され、いずれも承認され、行事計画、会 計予算が確定しました。
講演会
演題
薬師寺 修二会(しゅにえ)「花会式(はなえしき)」 〜春の訪れを祈るひとびと〜
講師 市川歴史博物館 福島千尋学芸員
福島千尋さんは、令和3年4月に歴史博物館に着任された学芸員で、大学及び大学院時代の経験を体験談として初めて披瀝されました。
薬師寺修二会「花会式」に飾られる草木染の造花を通して、「花とり」「花さし」といった行事準備から、本行そして満行(行事終了)までの流れなどが詳しく話されました。
普段知ることができない寺院の行事準備の裏話など、経験者ならではの貴重なお話を聞くことができました。
参加者 10名 今回は「初心者講習会」とはせず、単に「拓本講習会」として案内致しました。 市川市の広報にも掲載しませんでしたので、参加者は多くありませんでしたが、会員で初めて参加された方が1名おられました。 採拓は、模刻板やグアテマラの石の面のレリーフの採拓を室内で行なったほか、博物館の庭に置かれてある石造物の採拓も行いました。 模刻板やレリーフもそうですが、特に野外の石造物は、肉眼では判読が困難な文字も、和紙を水張りをするとわずかに文字が現れ、 墨をタンポで打つとよりはっきりと読めるようになるのは、一種の感動です。 採拓は、年に数回しか行なえませんので、作業手順を忘れがちになるのですが、 今回の講習会により、採拓作業の一つ一つを確認することができ、大変に有意義な活動になりました。
参加者各回10〜17名
例年は、午前から午後にかけて作業を行い、昼食時に、参加者から感想・反省・工夫等が述べられ、
また指導者からは適切なアドバイスを頂き、家庭的な雰囲気の中で作業が進められたのですが、
昨年に続き今年も、感染症予防のため、作業活動が午前または午後のみに限られたため、作業の進捗にかなり差が出来てしまいました。
よって、完成に漕ぎつけた方がある一方で、完成までにはさらに作業時間を必要とされる方もあり、今後に課題を残しました。
入会の方法
市川博物館友の会 電話番号 090−9231−4383
※お電話で申し込んでください。入会の申込書と会費納入で即入会できます。
皆様の入会をお待ちしております。
会費
一般会員 2,000円 学生会員 1,000円
郵便口座振替番号
00130−0−106808
(加入者名) 市川博物館友の会